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毛巣洞とは
毛巣洞とは、毛の先端が皮膚に入り、その部分が感染を繰り返しながら腫れてくる病気です。座っている時間が長い人の仙骨部(肛門の少し上)で起こりやすく、脇や後頭部などにも起こることがあります。毛が太く硬い人がなりやすいです。
治療は、麻酔をして、その部分を切除することが基本になります。切った部分は塗り薬で治したり、縫い閉じたりします。症状が軽い場合は、抗生物質を飲んで様子を見ることもあります。応急処置で膿を出すために切開することもありますが、毛巣洞を治す処置ではないので、再発することが多いです。
繰り返す場合は、毛巣洞切除後の縫合をするときに、Z形成を行うことがあります。これにより、縫合部の凹みがなくなり、再発しにくくなります。
当院手術症例 (患者の同意を頂いた)
診断:臀部毛巣洞(殿裂部皮下腫瘍) 術式:臀部毛巣洞全摘+Z形成術皮弁再建